南会津のジムニー乗り

南会津をジムニーで駆け回る。地域おこし協力隊の男の話。

南会津渓流シーズン終了。

何気なく確認した楽天ポイント

知らぬ間に9,000pあったので、焚き火台とアウトドアチェアをポチりました。

 

楽天カード万歳。

会津ジムニー乗りです。

 

 

さて

9月はハイパースケジュールで

ブログ更新ができませんでした。

 

 

何をしていたかというと・・・

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山の中でひたすらに丸太を切って運んでいたり・・・

 

 

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林道ホーストレッキングのお手伝いをしていたり・・・

 

 

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調査登山に同行していたり・・・

 

 

スペシャルにアウトドアな毎日を送っていました。

 

 

これらは、別段僕が企画したものではないのですが

様々なご縁があって、お手伝いをさせていただいておりました。

 

 

9月中に経験したことを諸々記事にしようかとも思ったのですが

書きたいことが多すぎて暴走してしまいそうだったので、控えようと思います。

 

 

ですので今回は

今シーズンの渓流釣りについて簡単に振り返ります。

 

 

【9月30日 南会津渓流禁漁】

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とうとうこの日が来てしまいました。

 

そう。渓流禁漁の日です。

 

 

解禁日の4月1日からはや半年。

 

 

右も左もわからない土地で、とりあえず遊漁券を買い

経験と第六感だけで渓流をめぐり続けた4月が、つい最近のように感じます。

 

 

北海道で渓流ルアーと出会った僕にとっては

 

・釣りにお金がかかること。

・禁漁期間があること。

・みんなガブガブイワナを食べること。

 

この3点がとっても新鮮でした。

 

 

この土地を知れば知るほど、釣りに行くのが楽しくて

仕事終わりは毎日川に出かけていました。

 

 

 

その後

 

 

 

町の企画の一環として

”渓流ルアーフィッシングガイド”を盛り込んでいただけることになり

人生初の釣りガイドに挑戦しました。

 

ここから、僕にとって南会津の渓流は

「遊び場」から「仕事場」に変わり

 

今までとは180度違った視点で、渓流ルアーを見直すことができました。

 

 

様々な方と出会い、色々なお話をいただくきっかけになった、南会津の渓流。

 

いつからか、禁漁前日は

「渓流にお礼をしに行こう」なんてロマンチックなことを考えていたのですが

 

当日仕事が忙しく、気付けば空は真っ暗。

 

写真フォルダを見直しながら、心の中でお礼をしました。

 

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いやーしかし、1シーズン渓流を駆け回って感じたことは

「渓流イワナは難しい」ってことですね。

 

北海道時代から何となく勘付いてはいましたが

 

少しでもアプローチを間違うと、絶対釣れませんね。

 

あと、シーズナルパターンが顕著に出る。

夏場のあっちい時に、ノリで「釣り行ってこよー!」なんて軽い気持ちで渓流に入れば

ほぼ100%でボコされますね。

 

でも、この難しさがたまりません。

 

自然と知恵比べをしてる感じが。

 

 

まだ禁漁を迎えて5日しか経っていませんが

もう、釣りに行きたい病が顔を出し始めています。

 

 

だけど、ここは少し我慢。

 

 

少し違った視点で、会津の自然を遊んでみようと思います。

焚き火台も買ったしね。

 

 

 

楽しいことしたいなあ。。。

 

 

 

せば!

釣りを通した出会い。

バカと天才は紙一重

8×8=67の南会津ジムニー乗りです。

 

早速ですがこの写真。

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先日の釣りガイドの下見での一枚。

 

おそらく放流ものでしょうが、ナイスでビューチホーなイワナですね。

 

そんなことはさておいて

注目してほしいのはルアーです。

 

ガチガチ渓流マンの方々は一目でわかると思いますが

このルアー、ハンドメイド作品です。

 

ただ、作ったのは僕ではありません。

北海道のとある友人から届いたものです。

 

このルアーでイワナをかけた時

マジで泣きそうになりました。

 

別段デカイわけでもないのに。

 

 

というわけで今回は

どんな経緯でこのルアーが僕に届くようになったのか

そして

なんで僕がこのイワナに感動してんのかを

記事として書いてみようと思います。

 

 

「ルアーの送り主」

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このルアーをハンドメイドし

僕に送ってくれた方。

 

実は

大学時代、僕が初めて釣りの世界に巻き込んだ友人です。

 

 

青森から北海道に引っ越した僕には

釣り仲間が一人もいませんでした。

 

だけど

釣りをやめるなんて考えは微塵もなかったし

なんとかして、新しい釣り仲間を作ろうと意気込んでいました。

 

そこでターゲットにされたのが、このルアーの作成者です。

 

彼は全くの釣り素人。

むしろ

「釣りの何が面白いの?」って感じの男でした。

 

そんな彼に、悪徳宗教勧誘ばりに釣りの魅力を説き続け

僕が大好きだったロックフィッシュの道具を一緒に買いに行き

とんでもないペースで苫小牧港に一緒に通いました(笑)。

 

彼が初めてソイを釣った時の雄叫びは

一生忘れないでしょう。白老あたりまで響きましたからね。

 

そして二年後

僕が初めて渓流ルアーに出会った時。

あまりにも面白くて、共有できる仲間が欲しくて、

無論彼のことも連れて行きました。

 

そしたら

 

まーーーーーはまっちゃった訳です。

彼が。

 

 

それからというもの

彼とはいろいろなところに一緒に出かけました。

 

 

渓流に至っては行き過ぎて整理がつきませんし

朱鞠内湖に行ってイトウを狙ったり、青森県十和田湖にヒメマスを狙ったりもしました。

 

 

そんな彼は現在、北海道でお仕事中。

毎週末、車中泊しながら渓流を巡っているそうです。

土、日にはほぼ毎週、綺麗なニジマスの釣果写真が送られてきます。

 

 

そんな彼が、渓流への愛が溢れるあまり、

とうとうルアーまで作るようになってしまったということです。

 

 

そして、とってもありがたいことに

 

釣りを始めるきっかけだった僕に

ハンドメイドルアー第1号を送ってくれたという経緯です。

 

 

嬉しくない訳がない。

 

例えるなら

「苦労かけて育てた息子が就職して自立し、初任給でプレゼントを送ってきた」感じ。

「お前も、成長したんだな・・・・」って感じ。

 

そんな経緯でいただいたルアーで魚を釣ったら、感動もしますわね。

 

別に大きくもないし、真っ黒でもないし

コンディションが良い訳でもないけど、一生忘れない一匹です。

 

「ガイドを始めたからこそ、思うこと」

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ガイドを担当していると

いろいろな釣り人と出会います。

 

釣りが大好きな方はもちろんですが

「今回初めてルアーを投げます!」って人も結構います。

 

 

そんな方が初めて魚を釣って

嬉しそうな顔をしているところを見ると

ガイド側もめちゃくちゃ幸せな気持ちになります。

 

 

そして、間違いなく、この感情が得られるのは

北海道の彼からのプレゼントのお陰だと思います。

 

 

一人で黙々と釣りを楽しんでいたなら

ここまでの嬉しさは感じられなかったでしょう。

 

これは別に、一人で釣りを楽しむことを否定しているわけではなくて

いろんな人と釣りの楽しさを共有できることは、これまた素晴らしいことだよってことです。

 

 

数々のサポートやご縁があって、担当させていただいている釣りガイド。

 

 

大学時代の釣りを通した出会いのおかげで

会津でのガイドを通し、一つ貴重な価値観を得られたように思うわけです。

 

 

いつか

 

 

北海道の彼に、北の大地をガイドしてもらう日が来ることを願いながら

 

 

きたる禁漁日まで、南会津渓流を駆け回ります。

 

 

 

あれ?ちょっといいこと書いた?

 

 

すいません調子乗りました。ありがとうございました!

 

 

桧原湖で、人生初スモールを追いかけた。

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お金があるのは一月2秒。

釣具にお金が消えていく、南会津ジムニー乗りです。

 

 

先日の記事でも書かせていただきましたが

 

最近は渓流ガイドのお仕事が入っているため

プライベート釣行が激減しています。

 

とっても嬉しい現象なのですが

そろそろ我慢の限界。

 

思いっきり釣りがしたいゾ・・・・!!!!

 

なんて思っていたところ

福島県桧原湖」への釣行のお誘いをいただきました。

 

 

桧原湖といえばスモールマウスバスの聖地。

JB戦など、全国規模の大会も開かれる湖です。

 

 

実は

福島に来てからというもの

お会いした釣り人ほぼ全員が

 

「スモールの引きを知ったら、抜け出せなくなるぞ」

 

とおっしゃってました。

 

 

スモールを釣ったことがないわたくし。

 

こんなチャンスはないということで

朝(?)2時発で桧原湖に行ってきました!

 

 

 

「道具の準備」

 

実は今回

オカッパリじゃございません。

 

 

スモール界のすんげえプロの方にガイドをお願いして

ガッチガチのバスボートでの釣りでした。

 

 

そんなプロの方から来た事前連絡。

 

「ラインは、フロロの3lb以下を巻いてきてね。」

 

 

 

 

え。ほっそ。

 

 

 

 

普段の野池ラージには

5lbのフロロを巻いてます。

 

3lbなんて使ったことない。

そんなんで魚取れるの?なんて一瞬思いましたが

 

 

すんげえプロが言うことです。間違いないでしょう。

 

 

ということで、本番は

さらに攻めた2.5lbを巻いて出陣しました。

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そして仕掛けは

先輩からのアドバイスと、youtubeを見まくった結果

 

 

ダウンショットとライトキャロを準備。

(ま、本番はこれじゃ釣れなかったんだけどね)

 

 

事前投資1万円!!!

あとは釣るだけだ!!!!!!

 

 

「朝一から午前中」

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桧原湖到着後

ガイドをお願いしたすんげえプロとご挨拶。

 

バスボート、タックル、装備・・・・・・

どれを見ても目が眩むぜ・・・。

 

いいもん。俺はブレイゾンで釣るもん(涙目)。

 

 

そんなこんなでポイントに爆走で移動。

 

 

いやバスボートが早いのなんの。

普通に息ができませんでした。

 

 

 

 

到着後

アドバイスをもとに、ダウンショットでスタート。

 

 

ネチネチとゆっくり・・・・・・・・・

 

 

・・・・

 

・・・

 

 

ノーバイト。

 

 

 

こりゃーむずいぞ。

 

 

 

9時半頃、別ポイントに爆速で移動。

やっと息ができるように。

 

 

 

ポイントに着き、最先端魚探をチェックしていると

ワラワラとスモールがうつる!!!

 

 

しかもすごい勢いでワカサギの群れを襲ってる!

 

 

ワクワクしながらダウンショットをキャスト!

 

 

・・・・

 

・・・

 

 

シーーン。

 

魚がいるのに喰わない。

目の前にルアーがあるのに、完全無視。

 

めっちゃくちゃ難しい。

 

でもこれはおもろい。

 

 

そこから

 

すんげえプロのアドバイスをもとに試行錯誤していると

 

僕の後ろから

 

 

ジーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

 

先輩にヒット!

 

 

 

す、すげえ。

 

 

30ちょいだったでしょうか。

黄金トラ柄のスモールをキャッチしていました。

 

 

僕も釣るぞー!

 

やる気はMAXハイテンション!!

 

 

 

しかし

 

 

やる気だけでは魚は釣れない。

 

 

 

僕が完全ノーバイトの中、先輩はポツポツと魚をかけていく。

 

 

 

「なんで僕は釣れないんだろう・・・」

 

 

全てが初めての釣りなので

そもそもの引き出しが無いに等しい僕。

 

 

 

釣れない時の次の一手が分かりません。

 

 

 

半分心が折れかけていました。

 

 

 

するとプロが

「そこ、少し俺にやらせて?」と一言。

 

 

 

どうぞどうぞとお譲りすると

 

 

 

3キャストで40近いバスを2本キャッチ。

 

 

 

ポキッ。

 

 

 

心が折れる音が鮮明に聞こえました。

 

 

いやすげえ。プロってすげえ。

 

俺そこで3時間弱粘ってノーバイトなのに

 

ものの10分で2本釣っちゃうんだもん。

 

 

初心者にスモールは難しすぎるんだな。

 

 

 

意気消沈したまま午前中は終了。

みなさんに励まされながら、昼のソースカツ丼をかっ込みました。

 

 

「運命の午後の部」

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お菓子でも食って頑張りましょうや。

 

半ば無理やりテンションを上げて挑んだ午後の部。

 

 

この日は、14時頃から少し天気が悪くなる予報。

風も吹き出すということで、ワンチャンにかけて出船しました。

 

 

 

 

しつこいですがバスボート早すぎ。

髪がゴジータみたいになっちゃう。

 

 

 

そして、午前のポイントとは別の場所に到着。

 

すんげえプロ曰く

「ここで出ればでかいよ」とのこと。

 

 

 

魚探を見ると、おっしゃる通りバスがうじゃうじゃ。

 

しかもボートの周りから離れない。

 

「ここで釣らないと無理だな」

 

心で悟りました。

 

 

ルアーをキャストしてから10分程経った頃。

 

 

先輩のドラグが唸ります。

 

 

寄せても寄せても走られる。

かなりいいサイズ。

 

 

 

しかし残念ながら、だいぶ上に上げたところでラインブレイク。

 

 

 

どうやらラインが歯に擦れていたそう。

 

 

 

この流れで、僕のヴァンキッシュもドラグが〜〜!!!

ってなればいいんですが、そううまくはいきません。

 

 

 

 

「な、なんでだ・・・・」

 

 

と思っていると

 

 

一つ、オススメのルアーをお貸ししていただけることに。

 

 

 

これが、完全に僕の頭にはなかったルアー。

 

 

ラージでも1、2回しか使ったことがない。

 

 

正直、半信半疑でキャスト。

バスの群れの前にルアーをフォールさせます。

 

 

 

着底後、水中をイメージしながら細かーくアクション。

 

 

 

 

すると

 

 

「コツン」

 

 

 

超小さな、弾くようなバイト

 

 

 

すかさず合わせを入れると

 

ジーーーーーーーーーーーーーー!」

 

 

 

そこから走る走る。

 

 

無理に引っ張らず、走りに着いて行きながらファイト。

 

 

 

しかし、半分くらい上げたところで痛恨のバラシ。

 

 

 

サイズも良さそうだっただけに、めちゃくちゃ悔しい。

 

だけどめっちゃ楽しい。

 

 

 

群れはまだ残ってる。

 

リグを調整仕直し、再びキャスト。

 

 

 

魚の目の前をゆっくりフォールさせると

 

すんごい勢いでバスが追っかけてくる。

 

 

 

たぶん数十匹はくだらない。

 

 

 

着底後、すかさずアクション。

 

 

 

そして

 

 

追ってきた一匹の影が急に消えたと思うと

 

 

「コツン」

 

 

これまた超繊細なバイト

 

 

 

合わせを入れるとギュンギュン走る!!

 

 

 

さっきより重い!トルクもある!

 

 

 

超丁寧にファイトし、数回のナイスジャンプをいなし・・・

 

 

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人生初スモールゲッツ!(42cm)

 

 

 

なんかもう

 

 

普通に釣れたこともめちゃくちゃ嬉しかったけど

皆さんが釣っているというプレッシャーから解放された嬉しさが大きかった(笑)

 

 

 

釣った瞬間は頑張って冷静を装っていましたが

心の中ではシャウトして踊って転げ回ってまたシャウトしてました。

 

 

 

そのくらい本当に嬉しかった。

 

 

 

や、というか

新しい釣りを始めたのって、何年ぶりだろう。

 

 

 

それこそ

北海道でトラウトに出会った時以来だから

約4年ぶりか・・・・

 

 

やっぱ、この瞬間がたまらない。

 

 

 

めっちゃ金かかるし、めっちゃ難しいし、めっちゃ時間もかかるけど

 

 

魚を釣った瞬間、その全てがどうでもよくなるくらい嬉しい。

 

 

 

なんだか、予想以上に感動した一匹でした。

 

 

 

 

 

その後も、同じポイントで釣りを続けましたが

結局釣れたのはこの一匹だけ。

 

 

 

 

でも、先輩とすっげえプロはコンスタントに釣ってた。

 

 

 

強烈に、自分の下手くそさを実感しました。

 

 

 

技術がないのは言うまでもないのですが

竿の種類、ルアーの数、出しどころ、アクションなどなど

 

 

 

練習しなきゃいけないところがたっくさん見つかりました。

 

 

 

 

そんな想像をしつつ

 

 

追い込みの爆速ボートに怯みながら納竿となりました。

 

 

 

「まとめ」

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今回の釣行では

「釣りって面白いな」って、改めて感じることが出来ました。

 

 

 

 

思えば10年前

 

ママチャリをこいで向かった漁港で

初めてワームでメバルを釣った時のあの感覚。

 

 

全身が震えて、魚がキラキラして見えたあの感覚。

 

 

 

単純に「楽しい」って思えたあの感覚に近いものを

今回の桧原湖では感じることができました。

 

 

 

 

釣りにはまっていくと

 

「このリグのここがいい」

 とか

「もう少し軽いリールが欲しい」

 とか

 

細かいことにどんどんこだわる様になっていきます。

 

 

もちろんそれも楽しいのですが

 

 

そんな複雑なものではなく

 

「魚を釣ることが楽しい」という

 

 

純粋かつ単純な面白さを

 

これからもっと大事にしないとなって強く思いました。

 

 

 

ってかっこつけた事を言いつつ

 

 

新しい竿を購入するかを

スマホ片手に悩んでます。アホですアホ。

 

 

そんなんだから金なくなるんだよ!!!!って聞こえたので

 

この辺で終わりたいと思います。

 

 

ありがとうございました!

AIZU SUMMER SKY FES  ブース出展しました。

最近のブームは

寺尾聰 『ルビーの指環

 

そうね。誕生石ならルビーなの。

会津ジムニー乗り(22)です。

 

 

さて、わたくし

8月29,30日の二日間

福島県猪苗代湖 天神浜オートキャンプ場で開催されました

「AIZU SUMMER SKY FES」に、南会津町の一担当として参加してきました。

 

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磐梯山猪苗代湖・砂浜・ジムニーの組み合わせ・・・・

ああ、なんてかっちょいいの・・・・     

 

 

おおっと。失礼しました。

 

 

まず今回のこのイベントについて、ざっくりと説明しますと

 

会津地方の各市町村が、自慢の食べ物や特産品、クラフト体験やアクティビティをブースとして出展し、まだ知られていない会津の魅力をPRしよう!っていう趣旨のイベントです。

 

ですので

超絶うまい串カツや、悶絶うまいカレーライス、壮絶うまいホットドックなども売られていましたし、ハイパー楽しそうなSUP体験、スーパーやってみたかったファットバイク体験などなど・・・

 

 

正直、普通に客さんとして参加したかったような

ワクワクするイベントでした。

 

 

ただ、何もかも自由に開催とはいきません。

 

全てはあいつのせいです。

 

本来なら、観光客も含めた

たくさんの方々に来場していただきたかったこのイベントですが

今回は福島県民限定。

 

 

さらに入場口では

身分証明書の提示と検温・マスク着用の義務化。

 

会場内では

三密回避の呼びかけとアルコール消毒の徹底が施されました。

 

 

各イベントが軒並み中止になっている昨今ですが

対策に力を入れることで、なんとか開催が叶ったイベントです。

 

 

実際、さまざまな意見があると思います。

 

 

 

んん・・・。難しいとこです。

 

 

コロナが収まったら、はじけ飛んじゃうくらい

思いっきり遊んでやるんだからーーーーーー!!!!!

 

 

夢は大きくです。

 

 

 

話がそれました。

 

 

僕はこのイベントで、南会津町からの出展のうち

「キャンプ体験」「フィッシング体験」

の二つのブースを担当・サポートさせていただきました。

 

各ブースの内容を簡単にご紹介します!

 

 

 

【キャンプ体験】

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キャンプ体験では

 

テントの設営方法と撤収方法をはじめ

薪割りや焚き火の体験など

 

キャンプの基本的なところを体験していただきました。

 

 

また、僕も個人的に利用し

協力隊としても活用法を考え中の「スウェーデントーチ」の火つけも実施。

(画像中央。ブロック上にある赤茶色の丸太がそれ。)

 

 

丸太にチェーンソーで切れ込みを入れただけの簡単なものですが

一度着火すると長時間燃え続け、焚き火としてはもちろんの事

スキレットによる簡単な調理も可能な優れものです。

 

イベントでは実際に

マシュマロやソーセージを焼いてもらいました。

 

これが子供達に大人気。

 

恐ろしいスピードでマシュマロがなくなりました。

いいことだ。

 

お父さん・お母さんにはソーセージが人気。

 

そこにビールがあれば完全優勝って感じでしたね。

僕は担当者なので飲めませんでした。

悔しいので今度個人的に家でやるんでいいです。ぴえん。

 

 

 

【フィッシング体験】

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続いてフィッシング体験。

 

ただ、フィッシング体験と言いましても

実際に魚を釣るわけではありません。

 

実は、このブースの隣で、SUPの体験が行われていました。

 

その真横で、針ギャンギャンのルアーなんて投げようものなら

最悪、人が釣れてしまいます。シャレになりません。

 

 

なので今回は

簡単な道具のセッティング方法や、ルアーの基本的な解説、

沖に設置したブイをめがけたキャスティング体験を行いました。

 

 

正直、魚が釣れないとなると

 

あんまり人は来ないじゃいかな〜なんて高を括っていたのが大間違い。

合計2回の開催で、両方とも満員御礼でした。

 

 

来られるお客さんは、ほとんどが小さいお子さんがいる家族。

 

お父さんにサポートしてもらいながら

みんな頑張ってルアーをキャストしてました。

 

 

また、体験用に準備したルアーも

ジョイントベイト・グラブ・スプーン等

わかりやすい泳ぎをするものを選択。

 

実際にその泳ぎを見た体験者の方々は

 

「本物の魚みたーーい!」

 

「気持ちわる・・・」

 

「キラキラしてるー!」     などなど

 

いろいろな感想も持たれていて

私も楽しませてもらいました。

 

 

【新たな発見】

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さ、そんなところで

 

このキャンプ体験・フィッシング体験ブースを担当してわかったことを紹介。

 

それは

「コロナの影響で、アウトドアへの注目度が爆上がりしていること」です。

 

 

人が集まる屋内は避けたいこのご時世。

 

必然的に

密も比較的避けやすく、風通しも良い”屋外”の活動に注目が集まっています。

 

お客さんと話をした感じ

「この機会に、キャンプの仕方や、釣りの仕方を覚えたいんです!」

って人がかなりいらっしゃいました。

 

ただ、周りに経験者がいない限り

なかなかそのノウハウを教えてもらう機会がないそう。

 

確かにそうですよね。

 

僕なんかは、釣りは言うまでもなく

小さい頃から家族でよくキャンプをしてたし

大学時代も嫌というほどキャンプしましたから

 

今は何も考えずとも道具設営が可能です。

 

 

やっぱり何でも「始めるきっかけ」がないと、なかなか手をつけられませんよね。

 

 

今回のコロナ騒ぎの影響もあり

収束後はとんでもないアウトドア・キャンプブームがきそうな予感がプンプンします。

 

 

もし、今回来られたお客さんの中で

「このブースがきっかけで、キャンプ・釣りを始めました!」

なんて人がいらっしゃったら

 

 

僕はとっても嬉しいなあ。

 

 

【まとめ】 

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今回は、二日間にわたり

とても貴重な体験をさせていただきました。

 

 

自分の技術、経験値の未熟さを再認識するきっかけにもなりましたし

 

なにより

 

アウトドアのニーズの高さを強烈に感じる機会にもなりました。

 

 

ただ、ニーズはあっても

それに答えられなければ、何の意味もありません。

 

 

僕の活動フィールドは南会津

 

良くも悪くも、アウトドアの活用はまだまだこれからな場所です。

 

 

そんな南会津の、これからの活動を考えるにあたって

非常に良い刺激をもらえるイベントとなりました!

 

主催者の方々、出展のお誘いをいただいた方々、来てきれたお客さん達

本当にありがとうござました〜!

 

 

 

今週末はボートで・・・

 

では!

人からお金をいただくということ。

最近お気に入りのお酒は淡麗の350ml缶。

暑くて昼から呑みたい、南会津ジムニー乗りです。

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先日の記事で紹介しました

渓流ルアーフィッシングスクール&フィールドガイド。

 

開講当初は

「3名くらい来てくれたら嬉しいな・・・」なんて思っていたのですが

予想以上に予約のお電話をいただきまして、

 

現在までに6名の方のガイドを担当させていただきました。

また、9月にも、複数名のご予約をすでにいただいております。

 

本当にありがたく、貴重な経験をさせて頂いております。

この場を借りて、御礼申し上げます。ありがとうございます。

 

そんな中、僕は最近

「人からお金をいただくこと」の大変さと、素晴らしさを痛感しています。

 

この感覚は、お給料や、バイト代のそれとは全く異なるような

うまく言葉で表せないものです。

 

地域おこし協力隊という職業と

釣りガイドという立場がなければ絶対に得られなかったこの感覚を

自分自身の整理を含めて、簡単にご紹介しようと思います。

 

 

 

 

『自分のスキルで、お金をいただく。』

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ガイドというのは

自身の技術、知識、安全管理能力等の対価としてお金を頂く仕事です。

 

ですので、利用されるお客様は、担当ガイドの能力に価値を見出し

「この人に頼めば楽しめる!」と期待して、ガイドを願いします。

 

故に、技術が長けていて、人としても面白いようなガイドさんには

たとえ価格が高くても、お客さんは出費をためらいません。

 

 

それに比べて僕なんかは、

会津に移住して半年も経っていないし、ガイド経験も全くないド素人。

なんなら「ガイドやってます」なんて恥ずかしくて口にできないレベルです。

 

だけど

釣りがとっても大好きで、楽しくて

そんな魅力に気づいてない人達が、釣りに出会うきっかけになりたいと強く思います。

 

このパッションと、地域おこし協力隊という立場を活用して

一応”釣りガイド”を名乗っている状況です。

 

 

そんな、端から見れば全然魅力がないような僕にも

 

「南会津のオススメの渓流を案内してください!」

 とか

「ルアーで釣ったことがありません!記念の一匹釣らせて!」

 とか

様々なお客様がガイドを予約してくださいます。

 

 

正直な話、予約のお電話をいただいた段階で

嬉しくて受話器を持つ手が震えています(笑)

 

こんなペーペーにも

お金と時間を割いてくださる方がいる事が、本当に嬉しいです。

 

だから、ガイドの日には

僕が持つものをフル活用し、なんとか南会津を楽しんでもらえるように

全力を尽くしています。

 

 

 

そしてガイド終了後

 

 

「楽しかった!またよろしくね!」

 

「頑張ってね!」

 

 

という暖かいお言葉と共に頂く500円は

 

何よりも重たく、言葉にできない程嬉しいお金です。

 

 

至らぬところもたくさんあり

ご迷惑をお掛けしている部分もたくさんありますが

 

お客様のお言葉に、本当に救われています。

 

 

もっともっと釣りに行って

もっとたくさんの人と出会って

 

自信を持って

「わしは南会津の渓流ガイドじゃーーーーーーーーーい!!!!」

 

って言えるくらいの男になります。

 

 

そして

これから先

 

どんな”ちきおこライフ”を送るかはわかりませんし

どんな生業を持つかも全く分かりません。

 

だけど

今回の釣りガイドを通して得た経験は

間違いなく、今後の人生に生きると思います。

 

自惚れることなく

日々の経験に感謝しながら

会津ジムニーで駆け回りますよ!

 

そろそろジムニーもいじろうかな!!!

では!

南会津 渓流ルアーフィッシングスクール&フィールドガイド開講のお知らせ。

お久しぶりです。

 

先月から、食事をすると唾液腺が腫れ、ひどく痛んでいたので

耳鼻咽喉科に行きました。

 

すると、唾液腺に石がつまり、唾液が渋滞を起こしているそう。

急遽麻酔をかけられ、小さいカッターみたいなやつで石を取り除いてもらました。

 

診察後、腫れはみるみる引いていき

嬉しくなった僕は、その足でラーメンを食べに行きました。

 

バカですよね。

 

腫れの痛みの回復が嬉しすぎて、数分前にメスを入れたことを忘れてるんです。

 

いやーーーあの醤油スープがしみるのなんの。

初めてラーメン屋で泣きました。

 

ってなわけで

今日も元気いっぱいの南会津ジムニー乗りです。

 

 

今回は、地域おこし協力隊のお仕事のご紹介です。

 

私、8月1日〜9月30日(禁漁前日)まで

 

南会津町

”伊南渓流ルアーフィッシングスクール&フィールドガイド”

を開講しております。

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周りを山々に囲まれる南会津には、無数の渓流が流れます。

稲作を支える穏やかな里川から、ガレ場を伝う山岳渓流まで、渓相は様々。

そしていたるところに、元気なイワナやヤマメが暮らしています。

 

でも、そんな恵まれた環境でも、釣りをしたことが無い人が結構います。

加えて、餌釣り等ならまだしも、ルアー釣り経験者なんて数える程しかいません。

 

まあ確かに

ルアーって、結構とっつきにくいジャンルだったりしますよね。

 

「何だか難しそう・・・」

「やってみたいけど、教えてくれる人がいないし・・・」

「場所が全くわからないよ・・・」

 

そんな方々が、新たな楽しみに出会うきっかけになりたいなあって思います。

 

正直、渓流ルアーって、餌釣りやテンカラに比べてかなり難しいです。

枝をかわし、ピンポイントでキャストを決め、見切られないように泳がせる。

どれも難易度が高く、失敗なんて日常茶飯事です。

 

でも、難しいからこそ、釣った時の喜びは半端じゃありません。

心が躍り、脳汁があふれ出ます。

 

そんな喜びを、一人でも多くの方に体験してもらいたい!!

始めるきっかけがないなら、僕にお任せを!!!

 

ってことで今回の企画が動いております。

 

完全マンツーマンのガイドで1日500円。

ビビるくらいの破格です。

地域おこし協力隊の立場だからこそ実現できています。

 

詳細は、Facebookにて紹介しておりますので、

気になる方は是非ご覧ください。

https://www.facebook.com/伊南スポーツツーリズム実行委員会-478670265661520/

 

このガイド企画を含め

最近はありがたいことに結構忙しい日々が続いております。

 

ブログの更新もまちまちになりますが

何卒ご了承ください。

 

それでは!

 

田舎の自然は、近くて遠い。

こんにちは。

 

先日久しぶりに飲み会があって

はりきって参加したら見事にダムが決壊した”南会津ジムニー乗り”です。

 

さて、今回は田舎についての話です。

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僕が住んでいる 南会津町 伊南地域 は

写真を見て分かるよう、控えめに言ってド田舎です。

 

最寄りのコンビニに行くよりも、登山道の方が近い場所。

動物園に行かなくたって、家から5分で猿に会える場所。

 

つまり、自然がすぐそこにある場所です。

僕は、そんな南会津の環境に惚れて移住しました。

だから、週に5日は釣りに行くし、月に2度は山に登ります。

 

そしてその度

「この辺に住んでいる人は、いつも自然の遊び場があったのか〜。うらやまし〜。」

なんてボヤーっと考えていました。

 

しかし

 

最近になって、この考えが間違いだったことに気付き始めています。

 

というのも

職場の方々や、地域の方とお話していると出てくるこの話題。

 

「この辺の人達、特に子供達は釣りしねえんだよなあ。」

 

最初は”は???”って思ってました。

 

こんなに最高な川があって、山に入れば無数の沢が流れているのに

釣りをしないとはどういうこっちゃと。

 

 

だけど、落ち着いて考えてみるとそうかもしれない。

 

僕から見れば、南会津の自然は「遊び場」だけど

地元の人にとって南会津の自然は「生活の場」。

 

自分の生活と近すぎる自然って

その存在が当たり前すぎてなかなか注目されない気がします。

灯台下暗しってやつでしょうか。

 

現に僕がそうでした。

 

大学進学で移住した北海道の釣りスポット、山遊びスポットはかなり把握している。

自然を活用する任務で移住した南会津の遊び場も、かなりのペースで発掘している。

 

だけど

 

地元青森の自然って、正直海釣りスポットくらいしか知らない。

というか釣りという趣味を持たなかったら、本当何も知らないと思います。

 

 

そして、この”近くて遠い自然”現象は

年代によって差があることもなんとなくわかってきました。

 

 

僕の親世代(40〜50代)の方に話を聞くと

少年時代はよく川に魚を突きに行ったり、遠足で山に登ったりしていたそう。

だから、思い出の場所もたくさん知っているし、遊び方も熟知している。

 

だけど、最近の子供達は

先に述べたように、自然の遊び場をあまり知らない。

すぐそこに最高の自然があるのに。

 

おそらくその根底には

安全規制の高まり(子供だけで川に行くな!)とか

ゲームの普及、親世代の子育て方針の変化等があるのでしょう。

 

しょうがないっちゃしょうがない。

 

だけど、ものすごく勿体無い。

 

学校が終わったら半袖短パンで遊びに繰り出し

全身どろんこで帰ってきて母ちゃんに叱られる

 

こんな生活ができるなら

絶対にそうさせてあげるべきだと思うんです。

 

現に僕がそうやって育って

「最高の少年時代だったな」と感じているから。

そしてその影響で、現在の仕事に巡り合っているから。

 

 

だからこそ、ここで地域おこし協力隊の出番かも??って最近強く感じます。

 

 

南会津町に縁もゆかりも無い僕だからこそ

価値を感じられる自然があります。

 

そんな僕が何かアクションを起こすことで

地元の人達にとって”近くて遠かった”自然を

少しでも”近くて近い”自然にすることができると思っています。

 

 

そして特に、釣り人というのは土地への愛着が強い。

 

 

「ここは俺だけの秘密の場所」だとか

「雨が降ったらこのポイントが釣れる」とか。

 

幸い僕は、釣りに魂を売った釣りバカですので

子供達や地元の人たちと自然の距離を近づけるためにも

 

釣りを活用して面白い活動ができないか模索中です。

 

コロナの影響でかなりの制限を受けている地域おこし協力隊1年目ですが

できることを必死に、そして自由に取り組んでいこうと思っています。

 

少し真面目に書いてみました。

ありがとうございました!