南会津のジムニー乗り

南会津をジムニーで駆け回る。地域おこし協力隊の男の話。

釣りを通した出会い。

バカと天才は紙一重

8×8=67の南会津ジムニー乗りです。

 

早速ですがこの写真。

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先日の釣りガイドの下見での一枚。

 

おそらく放流ものでしょうが、ナイスでビューチホーなイワナですね。

 

そんなことはさておいて

注目してほしいのはルアーです。

 

ガチガチ渓流マンの方々は一目でわかると思いますが

このルアー、ハンドメイド作品です。

 

ただ、作ったのは僕ではありません。

北海道のとある友人から届いたものです。

 

このルアーでイワナをかけた時

マジで泣きそうになりました。

 

別段デカイわけでもないのに。

 

 

というわけで今回は

どんな経緯でこのルアーが僕に届くようになったのか

そして

なんで僕がこのイワナに感動してんのかを

記事として書いてみようと思います。

 

 

「ルアーの送り主」

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このルアーをハンドメイドし

僕に送ってくれた方。

 

実は

大学時代、僕が初めて釣りの世界に巻き込んだ友人です。

 

 

青森から北海道に引っ越した僕には

釣り仲間が一人もいませんでした。

 

だけど

釣りをやめるなんて考えは微塵もなかったし

なんとかして、新しい釣り仲間を作ろうと意気込んでいました。

 

そこでターゲットにされたのが、このルアーの作成者です。

 

彼は全くの釣り素人。

むしろ

「釣りの何が面白いの?」って感じの男でした。

 

そんな彼に、悪徳宗教勧誘ばりに釣りの魅力を説き続け

僕が大好きだったロックフィッシュの道具を一緒に買いに行き

とんでもないペースで苫小牧港に一緒に通いました(笑)。

 

彼が初めてソイを釣った時の雄叫びは

一生忘れないでしょう。白老あたりまで響きましたからね。

 

そして二年後

僕が初めて渓流ルアーに出会った時。

あまりにも面白くて、共有できる仲間が欲しくて、

無論彼のことも連れて行きました。

 

そしたら

 

まーーーーーはまっちゃった訳です。

彼が。

 

 

それからというもの

彼とはいろいろなところに一緒に出かけました。

 

 

渓流に至っては行き過ぎて整理がつきませんし

朱鞠内湖に行ってイトウを狙ったり、青森県十和田湖にヒメマスを狙ったりもしました。

 

 

そんな彼は現在、北海道でお仕事中。

毎週末、車中泊しながら渓流を巡っているそうです。

土、日にはほぼ毎週、綺麗なニジマスの釣果写真が送られてきます。

 

 

そんな彼が、渓流への愛が溢れるあまり、

とうとうルアーまで作るようになってしまったということです。

 

 

そして、とってもありがたいことに

 

釣りを始めるきっかけだった僕に

ハンドメイドルアー第1号を送ってくれたという経緯です。

 

 

嬉しくない訳がない。

 

例えるなら

「苦労かけて育てた息子が就職して自立し、初任給でプレゼントを送ってきた」感じ。

「お前も、成長したんだな・・・・」って感じ。

 

そんな経緯でいただいたルアーで魚を釣ったら、感動もしますわね。

 

別に大きくもないし、真っ黒でもないし

コンディションが良い訳でもないけど、一生忘れない一匹です。

 

「ガイドを始めたからこそ、思うこと」

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ガイドを担当していると

いろいろな釣り人と出会います。

 

釣りが大好きな方はもちろんですが

「今回初めてルアーを投げます!」って人も結構います。

 

 

そんな方が初めて魚を釣って

嬉しそうな顔をしているところを見ると

ガイド側もめちゃくちゃ幸せな気持ちになります。

 

 

そして、間違いなく、この感情が得られるのは

北海道の彼からのプレゼントのお陰だと思います。

 

 

一人で黙々と釣りを楽しんでいたなら

ここまでの嬉しさは感じられなかったでしょう。

 

これは別に、一人で釣りを楽しむことを否定しているわけではなくて

いろんな人と釣りの楽しさを共有できることは、これまた素晴らしいことだよってことです。

 

 

数々のサポートやご縁があって、担当させていただいている釣りガイド。

 

 

大学時代の釣りを通した出会いのおかげで

会津でのガイドを通し、一つ貴重な価値観を得られたように思うわけです。

 

 

いつか

 

 

北海道の彼に、北の大地をガイドしてもらう日が来ることを願いながら

 

 

きたる禁漁日まで、南会津渓流を駆け回ります。

 

 

 

あれ?ちょっといいこと書いた?

 

 

すいません調子乗りました。ありがとうございました!