南会津のジムニー乗り

南会津をジムニーで駆け回る。地域おこし協力隊の男の話。

南会津町地域おこし協力隊の気まぐれ活動報告

みなさまお世話さまです。

 

会津ジムニー乗りこと

地域おこし協力隊のしぶかわです。

 

本ブログの更新が滞っておりましたが

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

梅雨が明けたと思えば、日本全国灼熱祭り。

暑さが少し落ち着いたと思えば、台風が猛威をふるい。

僕の地元青森県でも大変な被害が出ています。

被害に遭われたみなさまのご安全と、1日でも早い復旧を

心より祈っております。

 

 

さて、今回の記事ですが

最近の活動報告を簡単にできればなと思っております。

 

 

報告したいことがたっっっくさんあるんですが、

あまりにも数が多かったことと、怒涛のスケジュールでまとめる時間がなく

今回までズルズルと更新が長引いてしまいました。

 

 

FacebookInstagramなどは

簡単に活動報告ができるので、割と活発にアップしてるんですが

ブログとなるとなかなか手がつけられなかったり・・・。

 

まあ、一番書きたいことをまとまれられるのはブログなんですけどね。

 

と、いうわけで、時系列で活動報告をしていこうと思います。

 

【第一回 ゆる〜いアウトドアフェスin針生】

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7月22日に

僕が運営しているロッジにて

地域の子供達に焦点を絞ったアウトドフェスを開催しました。

 

協力隊の私はもちろん

同世代の仲間達の力も借りて

釣り体験、焚き火体験、キャンプ体験の3ブースを展開。

 

それら全てを手ぶらで体験できるというモットーでイベントを開催し

「集落にこんなに子供っていたの???」

ってくらい多くのお子さんやご家族が参加してくださいました。

 

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会場設営から

地元の子供達に手伝ってもらって、一緒にイベントを作り上げました。

 

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魚が釣れない釣り体験や・・・

 

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設営から学ぶ、キャンプ体験や・・・

 

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30度越えの気温に追い打ちをかける焚き火体験も。

 

 

スタッフの指導の元で、気軽に様々なアウトドアを体験していただきました。

 

だいぶ前の記事でも書いたような気がしますが

身近に自然がある地域であるほど、実際にそれらに触れる機会というのは少なかったりします

 

しかし、一度遊び方を覚えてしまえばこっちのもの。

子供持ち前の行動力ですぐに遊び始めます。

 

今回のイベントが、地域の子供たちにとってそんな機会になっていればいいな。

 

【伊南地域 ちびっこ釣り教室&川遊び講座】

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続いてはこちら。

 

7月25日

昨年度僕が住んでいた伊南地域にて

これまた地元の子供たちを対象にした、釣り&川遊び教室が開催され

講師として僕も参加してきました。

 

一度に3人のちびっこを対象且つみんなルアー釣り初めてということもあって

正直魚を釣ることは至難の技(笑)

 

魚の顔を見せてあげることはできませんでした。

 

ただ、開催地を川幅が広い本流域に設定したこともあってか

途中から「どんだけルアーを遠投できるか大会」になり、

みんな思いっきりルアーをぶっ飛ばして楽しんでいました(笑)

 

子供は習得が早いね〜。。。

 

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剣道みたいに投げるといいよ〜の一枚。

午前中は釣り教室を開催し

午後はみんなで全力川遊び体験に。

 

多数のスタッフの指導・安全管理のもとで

チューブを使ったなんちゃってラフティングやボディーラフト、

水中メガネを使ったカジカ探しなど、自由気ままに夏を満喫。

 

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死ぬほどアブに刺されながらも

みんなで楽しく伊南川を遊びつくしました。

 

【針生 清流川ガキバトルロワイヤル】

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さ、場所が戻り再び針生地区。

 

8月7日には

針生地区の恒例川満喫イベントにて

スタッフとしてまたまた川遊びをサポートしてきました。

 

写真にあるような

絶妙にちょうどいい深さの大堰堤のプールをフィールドにして

たっくさんのガキンチョファミリーが川を遊びつくすイベントです。

 

本格的なゴムボートや浮き輪を用意し

子供を乗せて僕らスタッフが押して回るというなんとも平和な夏休み。

 

勇気のある子はそのまま飛び込んだりもしてました。

PFD着用済み

 

ちなみにスタッフは

子供たちが見守る中、思い切って堰堤の上からプールにダイブ!!!!

絶妙な浅さが仇となり、僕はおケツを底にクリティカルヒットしました。

 

プロ曰く、ケツを打たないで飛び込める決まった姿勢があるらしい・・・。

 

いや早く教えてよそれを。

ケツ3つになるところだったわい。

 

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ケツ直撃の10秒前。

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午後は

みんなでイワナつかみ大会!!

 

あらかじめ用意しておいたイワナをお手製イケスに放ち

ちびっこがワイワイしながらむぎゅっとイワナを捕まえるワクワクプログラム。

 

やーみんな容赦ないねえ笑

 

ザッパーンムギュウーーーートッタドーーーーー!!!!!!!!

 

俺がイワナだったら絶対気失ってるよ(笑)

 

そしてゲットしたイワナはしっかりと炭火焼し

みんなで残さず美味しくいただきました〜〜。

(まじ一生分のイワナの腹わた捌いたと思う)

 

しっかし

こんな素敵なイベントが地域の恒例行事になっているなんて

針生は幸せな場所だなーとつくづく。

 

僕の少年時代(青森市)は

川じゃなく海が遊び場で、特にイベントのようなものは開催されておらず

とーちゃんやおじちゃんの機嫌がいい時に連れてってもらってた気がします。

 

当然ゲリラ的に「あっつーはんで海さいぐが!!!!」って決まっちゃうので

 

普通に学校や部活をずる休みして海に行ってました。

めっちゃ楽しかったな〜。

 

子供は遊んで、泥んこになって、真っ黒に日焼けしてなんぼだね!!!

 

みんな心置きなく夏の清流を楽しみ

とーちゃんかーちゃんに手を引かれて帰って行きました。

 

【第15回 ザ・鬼ごっこ 国内最大級!?7時間の挑戦】

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さて、そんな川遊びの次の日(8月8日)、

これまたスーパークレイジーなイベントにスタッフ参加しました。

 

こちらも針生地区の恒例行事で

針生集落全域をフィールドに、ガッチガチの鬼ごっこを7時間開催するというぶっ飛んだ企画。

 

当日は計40人の子供たちが参加し、

僕含め計4人の鬼がガキンチョを追いかけまわしました。

 

ちなみに

集落のじいちゃんばあちゃんも鬼ごっこの事を理解しているので

子供が走りまわってても「賑やかでいいな〜」ってニコニコしてます(笑)

なんて幸せな光景なんでしょう。

 

しっかしこれがハイパーきつい。

 

全然捕まえられないし、普通に体力ないし、

あっついしで、本当に死んじゃうかと思いました。

 

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追いかけすぎて足が取れそうになりながらも

なんとか全員を捕獲し、トラブル・事故なくイベントは終了しました。

 

疲れたけれど

子供たちと作戦を立てたり、なんでもないおしゃべりをしたりして

とっても充実した1日となりました!

 

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みんなで揃えた鬼ごっこTシャツ。

わかりやすくてとってもいいと思います。

 

【渓流ルアーフィッシングガイド〜虫とり少年と釣り好きおじさんの夏休みver.〜】

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さ、川ガキと鬼ごっこから中1日の8月10日。

 

毎年南会津町に虫とりにきてくれている少年と一緒に

人生初イワナを釣るため、ガイドを担当させていただきました。

 

管理釣り場では魚を釣ったことがあるけれど、

渓流で魚を釣ったことがないというわんぱく少年。

 

最初は、川に魚がいるイメージができないみたいでしたが

開始早々僕がヤマメを釣って見せたことで、やる気が急上昇!!

 

とってもキャストがうまい子だったので

投げるポイントやトレースコースなんかを簡単にアドバイスし、

念願の初イワナゲット!!!

(写真撮る前に逃げられちゃいましたが・・・)

 

その他にも、キャッチこそできなかったものの

計4バイトがあり、目をキラキラさせながら必死にルアーをキャストしていました。

 

また一つ

外遊びの方法を取得できましたね!!

 

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ガイド終了後には

前日の虫とりでゲットした、立派なミヤマクワガタを見せてくれました!

 

これは立派なオスだな・・・!!!

 

最高の夏休みじゃないか!少年よ!

羨ましいぜい!!!

 

 

また来年も

一緒に川に入りたいなーと思わせてくれる

素敵な時間でした〜。

 

【と、いうような怒涛のスケジュールでした】

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このシャツも、めちゃくちゃお気に入り。

忙しかったですよ。

間違いなく。

 

でも、非常に充実してました。

 

 

地域のたくさんの方々やスタッフ、

そして何よりも参加してくださった皆様のおかげです。

 

 

ちなみに、上でまとめたイベントの諸々は

地域の教育委員会や若者の有志が

「子供達がもっと南会津を好きになり、この町に愛着を持って欲しい」

という思いで、企画・サポートをしてくださったものばかりです。

 

今の南会津の若者たちは、小さい頃に

大人の人たちに山遊びや川遊びを教えてもらったことがきっかけで

この町のことが好きになり、現在でも南会津町に残っている人がたくさんいるそう。

 

しかし、時代が進むにつれて、

子供を自然に連れ出す機会が減少してしまい

多くの若者が町に愛着を持つことなく、都会に出て行ってしまう現実。

 

この状況を打開するためには

「昔自分達がしてもらったような、

田舎の遊び方を教えてくれる大人になっていかなければならない」という思いで

様々な企画を提案しているという状況です。

 

そんな熱い思いを持った方々の中に

僕もメンバーの一員として加えてもらっていること自体、本当にありがたいこと。

 

いつか、一人でも多くの子供たちが

「お兄ちゃん達みたいな、南会津町でも楽しんで生きてる人がいるんだな」って

感じてくれれば、それこそ僕たちの本望です。

 

 

記事を読んでくれている皆さんも、一度は耳にした事があるだろうこのセリフ。

 

「最近の子供たちは、ゲームのせいで全然外で遊ばなくなったよね〜」

 

僕は、この言葉を聞くたびにすごいモヤモヤします。

 

 

確かにそれも事実でしょう。

 

 

でもね。

 

子供を外に連れ出さない事を

「ゲームで楽しんでいるから別にいいじゃん」って、言い訳にしてる大人もいるのかなって。

 

 

子供がゲームに夢中になるという事は

「その子にとって今ゲームが一番楽しい遊びだから」であって

他に何か楽しい遊びを知ってしまえば、子供は内外関係なく遊びに行きますよね。

 

だから

「ゲームばっかりするな!!」って一方的に怒る事は

単純に、子供の楽しい事を奪うだけの、無益な指導だと思うんですよね。

 

そうではなくて

「ゲームばっかりするんじゃなく、◯◯◯◯でもやりに外行ってきたら?」

という様に、別の楽しい事の提案を合わせてしてあげるべきではないでしょうか。

 

ただし、時代の変容に伴って

親が忙しくなったり、面倒を見てあげられる時間がないという問題もありえます。

 

そこで、僕らの出番でしょう。

 

子供や少年少女たちの外遊びをサポートする有志団体が地域にいれば

冒険心・好奇心にあふれている子供たちの良き遊び相手になると思っています。

もちろん、安全管理や知識を徹底した上で。

 

 

「◯◯◯だから、今の子供はだめなんだ〜」とか

「こうしなきゃダメに決まってるだろ〜」とか。

 

 

やりもせずに突発的に口にするような愚痴は、もう聞き飽きました。

 

僕の協力隊としてのモットーでもありますが

「文句、不安、愚痴を考える時間があるなら、まずやってみる」方が

何倍も、学ぶ事は多いですからね。

 

移住してから出会った、同世代の有志達や、応援してくださる皆様と共に

これからも様々な事にチャレンジしていきます。

 

めちゃくちゃ失敗もするでしょう。

 

もうすでに失敗してるかもしれません。

でもそれも学び。

 

 

いつか僕らの後輩たちが

「兄ちゃんたちのおかげで、町が好きになった」と

南会津町に帰ってきてもらえるように。

 

 

はい。今回はめちゃくちゃカッコつけました。

 

 

時間を見つけながら

今後の活動報告も更新するように頑張ります!

 

よろしくお願いします!

それでは!