南会津のジムニー乗り

南会津をジムニーで駆け回る。地域おこし協力隊の男の話。

ジムニーの荷室を釣り用に改造したい。

会津移住から相棒になったJB23

 

新型のジムニーをよく町中で目にするようになり、購入も考えましたが

噂によると納車が2年待ちだとかなんとか・・・(カッコいいもんなあ)

 

それなら、中古のJB23を買って思う存分イジイジしてやろうということで

購入を決めました。

 

ちなみに僕のジムニー

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・JB23 4型 FISフリースタイルワールドカップリミテッド モデル

・5速MT

・走行距離 11,5000km(購入時)

 

という感じです。

 

 

黒いボディカラー、撥水加工シートカバー、運転席シートヒーターの機能に惚れました。

 

 

本来、FISモデルのジムニーであれば、フロントに、メッキ調のアンダーガニッシュがついているはずなのですが、僕のにはついていません。おそらく、前のオーナーさんか誰かが外したのでしょう。

 

 

さて、紹介はこの辺にして、僕が気になっていたJB23の弱点を挙げます。それは、

 

・車内が狭いこと

・後席を倒すと、荷室との間に段差ができること  です。

 

まあ、軽という特性、圧倒的悪路走破性という観点を考えれば、車内が狭いことは必然なので、そこまでネックには感じないですかね。

 

おそらく、僕を含め、アウトドアの趣味をお持ちのジムニー乗りの方々は、”遊びの車”と割り切って、後席は倒すor撤去して、ラゲッジスペースを確保している例が多いと思います。

 

ただ

 

荷室と後席との間にできてしまう段差

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これが厄介。

 

釣りを趣味にする私にとって、車中泊というのは切ってもきれない活用手段。

可能な限り、フラットな環境で車中泊をして、翌朝からの釣りに全力で打ち込みたい。

 

よく、アイリスオーヤマツールボックスを置いて、段差問題を解消している方がいらっしゃいますが、どうせやるなら、自分だけの方法で解消してやりたいなあ・・・

 

 

ということで、できるだけ簡単に、且つホームセンターで手に入る材料だけで

荷室段差のフラット化に挑戦してみました。

 

 

材料

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9×300×900のベニヤ1枚

価格 1200円くらい/1枚 たしか

(JB23の荷室には、このサイズがビッタシではまります)

 

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600×32パイの丸棒 1本

価格 300円くらい/1本 たぶん

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WAKI産業 NRスポンジゴムマット 10mm×300mm×300mm 3枚

価格 400円ちょい/1枚 たぶん

(こいつが、後々思わぬ恩恵をもたらします)

 

このほかに

 

・釘(ベニヤ板の厚さ+20mm位の長さがあれば何でもいいと思います)

・両面テープ(一般的なセロテープくらいの幅でOK。100均のもので充分)

 

 

なお、取り付けに使用した釘は、家にあったものを使用しました。

こちらもホームセンターにて、200円しないくらいで購入可能です。

 

全部で費用は3000円程度。

アイリスオーヤマのボックスがamazonで2500円程で販売されていますので、材料費は若干高くついていますが、自作する楽しみ代として許せる範囲かと。

 

これらの材料を使って、段差の高さにあうなんちゃってテーブルを作っていきます。

 

 

手順

1.丸棒をノコギリでカットし、取り付け

 

今回はテーブルの支えとなる足を、ベニヤ板の隅に4本と、中央に1本の、計5本作成しました。各足の長さはこんな感じです。僕の適当な計測なので、不安な方は自分で計測してください笑。

〔計測は、”段差の高さ−(ベニヤ板の厚さ+ゴムマットの厚さ)”で行えばOKです〕

 

角用・・・ 112mm×4本

中央用・・・ 105mm×1本

 

この長さで足を5本作成し、下のような位置関係に取り付けます。

 

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なぜ、中央の足だけ長さが短いかと言いますと、トランク下、ジャッキ等が収納されている部分にフタが設置されており、中央の足はそのフタの上に配置するからです。

 

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また、ベニヤ板に足を取り付ける際、いきなり釘で打ち付けるとバランスが取れず不安定でやりづらいので、両面テープで仮止めをしてから作業するとやりやすいです。

 

ベニヤ板の上から、仮止めした足めがけてひたすらコンコンする簡単なお仕事。

 

丸棒のカット、取り付けも含めて30分前後で完了すると思います。

 

 

2.ゴムマットを貼り付ける

 

完成したテーブルの上に、両面テープでゴムマットを貼り付けていきます。

 

ベニヤ板のサイズが300mm×900mm、ゴムマットが1枚300mm×300mmなので、

ゴムマット3枚でちょうどベニヤ板全面が覆えるサイズになります。

 

だいたい10分くらいで完了します。

 

これで、作業は終了!

 

実際にトランクに設置してみます。

 

 

完成図

 

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いいじゃない。


段差もほぼなく、完璧とまでは言わないがガタつきもない。

中央に足を配置したおかげで、ベニヤ板のたわみもなく、ある程度の強度も確保。

少なくとも、車中泊をする時、頭or足を置いても全く問題なし。

(テーブル下に収納しているのは、My工具ボックスです。奇跡的にサイズがぴったり)

 

 

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トランク両サイドに設けられている小物入れにも干渉せず、開け閉めも可能。

 

 

 

割とテキトーに作りましたが、予想以上にいいものが作れたので、満足満足。

 

さらに、もともと見た目を良くするためにと思い貼ったゴムマットが、思いもよらぬ活躍を見せます。

 

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ロッドを、上の写真のように収納することで、うまい具合にゴムマットにグリップエンドが吸い付き・・・

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舗装路を走る程度なら十分ずれないグリップ性を発揮!

 

 

林道を走る渓流釣りとかならさすがに厳しいものがありますが、「ちょっとそこらの野池まで」とか、「漁港に釣りに行くぜ!」位なら、この収納方法で十分移動が可能です。

一応、ズレないように、バーとロッドの接触部分をうまいこと固定できればもう完璧かな。

 

 

まあ、スズキ純正やinnoが出しているロッドホルダーを取り付けるに越したことはないので、お金がある方はそっちの方が絶対安心だと思います。笑

あくまで僕のやつは、なんとなく作ったらこんなのもできるじゃん?みたいな付録なので。

 

 

 

まとめ

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3000円で、なおかつホームセンターにあるもので、思いのほかいいものがつくれました。

 

各ショップには、もっと完成度の高いフラットキットがたくさん販売されていますが、やっぱり自分で作ると愛着が湧きますね。

 

既製品を買って、ガタつきがあったり、作りが雑だったりすると「なんじゃこの製品!」という気持ちになりますが、自分で作ったものなら「ふん。まあなんとかなるか。」っていう気持ちになります。

 

 

あれもこれも、自分で色々なカスタムが可能なJB23。乗れば乗るだけワクワクさせてくれる最高の車を相棒にでき、楽しい生活を送れています。

 

次は、スペヤタイヤをああしてこうして・・・

 

 

 

ではでは、読んでくださった方、ありがとうございましたー!