南会津のジムニー乗り

南会津をジムニーで駆け回る。地域おこし協力隊の男の話。

地域おこし協力隊 来年度活動ついてのご報告 

【ご注意】

今回の記事は、内容がかなり長〜くなっております。

お時間がある方はゆっくり読んでいただければ嬉しいですが

めんどくさい方は所々すっ飛ばしてもらって構いません。

 

みなさんお世話さまです。

会津ジムニー乗りです。

 

今回の内容は、珍しく真面目に

”地域おこし協力隊の活動”について書きます。

 

 

ぶっちゃけこのブログ

車のこと書いたり、釣りのこと書いたり、仕事のこと書いたりなどなど

もはやジャンルもクソも無い内容になってしまっています。

まとまりがなくてごめんなさい。

 

 

まあ、あくまで”協力隊の日記”的なノリでポツポツと更新しているものなので

一般男性の日常報告みたいな感覚で見てれたら嬉しいです。

 

 

【2020年度 活動内容振り返り】

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この日のサンダル焼け、まだ残ってます。

さて、本題に入る前に

簡単に2020年度の活動を振り返ってみようと思います。

 

本題とはあまり関係がない部分なので

興味がない人はすっ飛ばしてください。

 

いろいろなことがありましたし、いろいろなことを学びました。

 

そして、たくさんの人に出会いました。

 

まあただ、振り返りをダラダラと書いてもしょうがないので

簡潔に、スピーディーに行きます。

 

《4・5月》

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お気に入りの場所。しんどい時はここに来ます。


北海道から南会津町に移住し、協力隊人生がスタートした4・5月。

正直、まったくもってやることがまとまらず、フワフワしてました。

 

でも冷静に考えるとそうです。

 

移住するまでに、南会津に来たのはわずか3回。

地理関係や人脈はパッパラパー。

スーパーの場所さえもわからないという始末でした。

 

この時の正直な感想は

「やばい。めっちゃ寂しい。孤独。」 です。

 

こないだまで大学生で、すぐそこに友達がいて、いつも遊んで飲んでたあの環境から

いきなり知らない町に移住したもんですから、ギャップにやられかけました。

覚悟はしてたつもりです。でも、思ったよりもつらかったのが正直なところ。

 

ただ結論、孤独に感じていたのはある意味僕だけだったようです。

 

最近になって、町の知り合いやお友達が増えてきてからわかったことですが

町では、僕が引っ越してきた日から注目の的だったみたいです(笑)

 

突然、”青森ナンバー”の車が現れるわけですからね(笑)

 

「なんだあの青森ナンバー!? しかもずっといるぞ!?」

 

って感じでしょうか。

 

ですから、仕事で町内各所に挨拶に行く時

僕の出身が青森県であることを伝えると、7割くらいの方は

僕のお家までわかります(笑)初めて会った方なのに(笑)

「あ〜あの車が停まってた家ね〜っ」て。

 

噂が広まるスピードにビビりを隠せない今日この頃です。

 

ま、そんなわけで、4・5月は右も左もわからないマンでした。

とりあえず、人に会って、あんまり興味がないことにも付いて行って

なんでもいいからお仕事してみようと考えていた時期でした。

 

 

《6・7月》

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やばい。写真見るだけで釣りしたくなる。

はい、続いて6・7月。

このへんから、メインミッションである”アウトドア”に触れる機会が急増します。

 

釣り・登山・トレッキング講座などなど・・・

 

この時期は本当に心が躍りまくっていましたね。

 

初めての場所でアウトドアができる環境が楽しくてしょうがなかった。

正直、お仕事の為というよりも、個人的にただ楽しんでいた部分が大きいです。

 

過去の記事とかSNSとか見返すと割とくせえ事書いてますが

あんまり仕事という自覚はなかったと思います。ほんとすいません。

 

でも、あの時純粋にいろんな場所で遊んでアウトドアを楽しんでいたから

今になって、この町の自然への意識が高まっているようにも感じます。

結果論に過ぎませんがね。

 

 

《8・9月》

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伊南川本流ヤマメ。今年も会えるかな。

この8・9月は、僕にとってターニングポイントになった時期です。

 

渓流ルアーフィッシングガイドがスタートしました。

 

かっこつけたようなこと書きますが

趣味に過ぎなかった渓流釣りが、お仕事にかわった時期です。

 

どんなことをやってどんな人が来たとかは、

書くと卒論より長くなりそうなのでやめときます。

 

ただ、間違いなく一番大きかったのは

この町の渓流釣り文化をじーっくり観察する機会を得ました。

この観点に関しては、後で詳しく書こうと思います。

 

個人的なお話

”釣り”という大ジャンルに関して言えば12年目に突入しますが

”渓流ルアー”に関してはわずか4年目のルーキーです。

 

技術的なことに関して言えば、ガイドを担当するレベルではありません。

 

でも、今になって思うのは

「あの時、当たって砕けろ精神でガイド初めてよかったな」ってこと。

 

やってみてわかる事って、本当に多いです。

 

《10・11・12月》

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ツリーイング。日本語なら木登り。ローマ字ならKINOBORI。

会津の秋です。

渓流が禁漁になり、違うアウトドアへの挑戦を始めました。

 

その代表が”ツリーイング”。それまで名前すらも知らないアクティビティでした。

多分読んでくださっている方々にも、知らない人は多いと思います。

詳しくはGoogle先生に聞いてください。

 

これ、めちゃくちゃ楽しいです。

それに、ある程度の木があればどこでもできます。

極端な話、すすきのにある街路樹でもできちゃいます。

(絶対怒られるからやらないでくださいね)

 

この対応力の高さが、すごい魅力だと思います。

 

ちなみに南会津町は、町内の90%以上が森林です。

むしろできない場所を探す方が大変までありますね。

 

来年度は

もっと上の資格の取得を目指し、指導ができるまでになりたいと考えています。

 

 

【来年度の活動内容について】

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「いや冬の活動わいっ!!!」て思った方

ナイスツッコミ。

 

実際のところ、ポツポツ紹介できる内容がないわけではないのですが

この場では控えておきます。(時間がある時にまとめるかも知れません)

 

それよりも、1・2月は

”来年度にやりたいこと”に向けて動いた時期でした。

 

考え出したきっかけはなんだったのか、具体的にどんなものなのかを

段階を追ってまとめていきます。

 

【きっかけ】

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大きなきっかけは、渓流ルアーフィッシングスクールのガイドを担当したことです。

 

実際に開催したのは8・9月のわずか2か月間。

その間に、この町の渓流釣り文化をじっくりと観察しました。

未熟なりにも、ガイドにお客さんが来て欲しいと思ったので。

 

まず、「どれだけの釣り人が来町しているのか」を観察。

 

自分が釣りに行った時、

目当ての渓流以外にも寄り道し、どれだけの車が林道に止まっているかを

確認してみることにしました。

 

結論、曜日にもよりますが、基本どこに行っても先行者がいらっしゃいます。

 

ガチガチの源流域にまでなれば話は別ですが、

漁協さんの地図に記載されている渓流ともなればほぼ間違いなく人がいます。

これが有名場所となれば、もはや入渓ポイントが無いレベル。

 

北海道でも頻繁に渓流に通っていましたが

町の広さと釣り人の密度の関係で言えば、たぶん北海道に引けず劣らずって感じ。

 

さらに、何よりも驚いたのは

週末の道の駅の人の多さ。

 

金曜、土曜の夜に道の駅の前を通ると、ほぼ満車です。

 

それはなぜか。

 

釣りの為の車中泊です。

 

感覚的な話になってしまって申し訳ないのですが、

釣り人の血なのか、停まっている車を見るだけで

「ああ、この人釣りに来たな。」ってすぐわかっちゃうんです。

加えて、ある程度の釣法までわかります(笑)

「この人エサ釣りだ」とか「あの車の雰囲気、多分フライの人だな」とか。

 

実際、釣法に関しては割合がまちまちなのですが

圧倒的に釣り人が多いことは、少しの期間の観察で理解できました。

 

 

続いて、観察したのは、

「釣り人がどこから来ている人なのか」です。

 

これは簡単、車のナンバーを入ればわかります。

結論、9割ほどが関東圏からの釣客です。

 

どの県かまで書くのは控えますが、だいたい3地域です。

 

予想の段階では、東北の方もある程度いらっしゃると思っていたのですが

これがまたほとんどいないんですね。あら不思議。

 

【浮かんだ課題】

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釣り客の多さと、釣り人の属性がある程度絞られたところで

一つ、ある課題が浮かびました。

 

それは「町の取り組みに対して、釣り客の経済効果が少ない」ということです。

 

南会津町では、様々な地域・団体が

渓流釣り文化の存続や活性化のために活動しています。

 

例えば、東部・西部の漁協さん。

 

上で少し触れたような有名な渓流(名前を出すのは控えます)が有名である所以は

漁協さんによる継続的かつ頻繁な放流活動のおかげです。

 

来てくださる釣り人が少しでも楽しい釣行をできるように

お金をかけてイワナ・ヤマメを放流してくれています。

 

さらに南会津の漁協さんは

放流による生態系バランスの崩れが起きないように

「どの河川に、何の魚種を、どのくらい放流するか」も考えていらしゃいます。

 

詳細については漁協さんのホームページをご覧ください。

tateiwana.jp

 

そして、南会津町としても、渓流釣りを町の観光資源として捉え

パンフレットやポスターによる宣伝活動はもちろん

多くの釣り人が利用する道の駅のトイレや休憩施設を維持してくれています。

 

 

つまるところ、南会津町

「渓流釣り文化の維持のために、大きなお金と相当な労力を払っている」ということ。

 

 

それに対し、釣り人の方はどうでしょう。

 

先ほど書いたことを簡単にまとめると

 

・釣り客の絶対数は非常に多い

・滞在方法はほとんどが車中泊(旅館や民宿利用者も一定数有り)

・来町者のほとんどが、釣り後直帰が可能な近隣の関東圏から。

 

となりますね。

 

 

ここからは、同じ釣り人としての僕の感覚ですが

釣り人が車中泊を選ぶということは、次の日の朝一で渓流に入りたいからです。

だからだいたいの方は、前日の夜に道の駅について、ビール飲んで寝る感じ。

 

では、ご飯はどうするのか。

 

これは、ほとんどがコンビニやスーパーで買ったもので済ませます。

できるだけ出費を抑えたいのと、何よりも簡単だから。

それに、仮に前日の夜遅くに道の駅に到着したとしても

この田舎の町に、24時間営業のレストランなんてあるはずがありません。

 

つまり、釣り人の出費機会をまとめれば

車中泊に備えたコンビニでの軽食の購入」くらいしかないということです。

(釣り券の購入ももちろんありますよ)

 

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ちなみに僕のジム君も車中泊仕様になりますよ。

 

このような、南会津町と釣り人との関係性は

あまりにもアンバランスであると感じるのです。

 

 

少なくとも、町内のコンビニ(まあ2件しかないんですがね)と

旅館・民宿に経済効果が表れているのは予想ができますが、

それにしても効果が少なすぎる感じがします。

 

【課題の原因】

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ではそもそもなぜこんな状態になってしまうのか。

 

僕なりに考えた結果

南会津町には、中期滞在施設が無い』事が候補に挙がりました。

 

 

中期滞在施設なんて、カッコつけたような言葉で書きましたが

簡単に言えば、「ちょっとあそこ寄ってみない?」的な場所の事です。

 

 

この事例、他の地域をモデルに考えてみましょう。

 

例えば、僕がエリアでよく通っている栃木県のある地域。

僕はお金が本当に無い金欠マンなので、エリアに行っても昼飯はコンビニです。

ここではできるだけ出費をしません。

 

やっすいパンをコーヒーで流し込んで一日中釣りをし、だいたい終わるのが17時。

 

その後僕はほぼ必ず、最寄りの釣具屋に寄って帰ります。

別に欲しいものがなくても。

(とは言っても気づいたら買い物かごはパンパンですがね)

 

この場合、釣具屋はある意味『中期滞在施設』ですよね。

釣り客である僕にとって、メインの訪問先ではなくとも、ちょこっと寄ってみたい場所。

 

 

そんな、ちょっとした寄り道施設が、南会津町にはないんです。

中心街である田島地域には、いくつか選択肢はありますが、

山の中で釣りをする渓流マンは、基本的に中心街にはいきません。

 

この状況は、南会津町に限らず、日本全国の田舎全てに言えることだと思います。

 

【北海道でみた、先進事例】

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鼻水を凍らせながら海サクラを狙うぼく(北海道)

そんなことを考えている時、ふと北海道のある地域が頭に浮かびました。

 

それは、北海道の島牧村です。

 

釣り好きなら聞いたことがあるかもしれません。

なんせ”海アメ・海サクラの聖地”です。

僕も大学時代、1月〜3月になると、片道4時間かけて釣りに行ってました。

 

この島牧村にある”よってけ!島牧”という道の駅、結構面白いです。

www.hokkaido-michinoeki.jp

 

普通に、道の駅としても面白い施設なのですが

めちゃくちゃ釣り人が喜ぶ機能を果たしている場所なんです。

 

それは、道の駅の中に

「めちゃくちゃマニアックな釣り具を販売している」ということです。

 

普通考えられませんよね(笑)

 

おトイレに寄ったり、食欲に負けてソフトクリームを買ったりするのが

メインの機能である道の駅に、当たり前のように釣り具が売ってるんです。

 

専門的な話になりますが、具体的には

ライン(PE、リーダー)、ジグ、シンペン、ミノーなどなど・・・

完全に海サクラ・海アメに特化したものばかりです。

 

この機能は、釣り人にとってはめちゃくちゃ魅力的です。

”ちょっと寄り道”どころか、”普通に行こうぜ”ってレヴェル。

 

 

つまり、この道の駅の場合は、中期滞在施設を新しく作ったというよりも

既存の施設を寄り道スポットまで進化させちゃったっていう感じの施設です。

 

南会津町でも応用できないか?】

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さて話を戻します。

 

たくさんの釣り人を抱える南会津町

彼ら全員を巻き込む滞在施設を作り上げるのはさすがに無理です。

 

ただし、そんなにたくさんの釣り人の中の2割、いや1割でもいいです。

すこし町内で寄り道をして、少額でもお金を落としてもらえる施設ができたら

この町の釣り観光は、大きな進化をすると思うんです。

 

 

と。

 

 

いうことで、ここまでが前書きです。

すいませんめっちゃくちゃ長くなりました。

 

来年度活動について、具体的に報告します。

 

 

【渓流アングラーの寄り道スペース ”フィッシングロッジ” の運営】

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これまでにだらだらと書いていた理由から、協力隊の僕は来年度・・・

 

釣り人が気軽に寄り道できる滞在施設を運営します!

 

それも、ログハウスを活用して!

 

 

 

と、いいますのも、

 

釣り人の方々の利用をメインに考えるので、

釣り人が「寄ってみたい」と思える施設が必要です。

 

表現があっているかはわかりませんが

渓流アングラーは、本当に、なんというか、、、変態さんが多いです(笑)

(もちろんいい意味でですよ)

 

今の時代、最新技術の釣り具が無数にデビューしているにもかかわらず

渓流アングラーにおいては、技術云々よりも「雰囲気」を大切にする方が多いです。

(アンバサダーとか、天然木のタモとか、ハンドメイドルアーとか・・・)

もちろん僕も例外じゃありません。

あの独特の世界観は、本当に見せられるものがあります。

 

そんな方々の好む施設をいかにして作りあげるかとなった時

既存のログハウスを活用させていただける機会をいただきました。

 

 

南会津町の素晴らしい自然の風景に溶け込んだログハウスの中で

渓流釣りの世界観を、様々なもの、ことで表現し、提供する施設。

 

 

 

もし僕が南会津町に釣りに来た観光客なら

「めっちゃ寄ってみたい」と思えるそんな施設を、協力隊として作り上げます。

 

【具体的に何をするのか】

①渓流ルアーガイドの活動拠点

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昨年に引き続き、本年度も

会津渓流 ルアーフィッシングガイドを企画、担当する予定です。

 

その際の活動拠点として、フィッシングロッジを機能させます。

 

釣行前に、お客様と地図を確認したり、道具の準備をしたり・・・

特に初心者の方は、タックルをフルセットでレンタルすることが多いので

事前に使い方の確認なんかもしないといけません。

 

来年度に出会おうとしている、ガイド利用者の方々の渓流釣りが

このロッジからスタートする、そんな場所として機能させます。

 

②限定フィッシングツールの製作・販売

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これが、寄り道スポットとして最も魅力的だと考える取り組みです。

 

ただ、フィッシングツールと言っても

ロッドをハンドメイドで作ったりだとかいうことではありません。

 

そんなの、もはや世界中に素晴らしいメーカーさんがたっくさんいらっしゃいますので

僕が立ち向かったところで全く意味がないし、何のニーズもありません。

 

そうではなく

 

南会津町だからこそ作れるフィッシングツール

町内の様々な方とコラボレーションしながら製作し、販売する予定です。

 

 

細かな内容についてはまだ公表できませんが、

この場所のオリジナリティに溢れるものを作れないか、試行錯誤しているところです。

 

完成し次第、このブログでも報告させていただきます。

 

③釣行時の情報収集や釣果報告ができるコミュニティスペース

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釣り人という人種は、誰だって釣りのシーンを共有したい生き物です。

 

「やーあのポイントでチェイスがあったんだけどな〜」

 とか

ヒレピンのヤマメが釣れたぜ!ひゃっほう!」

 とか

「おい全然釣れねえぞフ◯ッキン」とかね(笑)

 

 

そんな報告を、ふらっとお話しにきてくださる施設にしたいと思ってます。

 

特に、初めて南会津町に釣りに来てくださる方なんか

「来てみたけどどこで釣りしたらいいの〜・・・」

なんて方が多いと思うんです。

 

そこで、とりあえず超人気河川に行ったら人だらけで萎える〜なんて

とっても勿体無い。

 

せっかく長時間運転してわざわざ南会津町まで来てくださったのに

そんな釣行内容で終わってしまうなんて。

 

そんな方々にとって

「あのログハウスの若造に聞いてみればなんとかなる!」

ってなれれば、めちゃくちゃ嬉しいですね。

 

さすがに

「あの渓流の、何個目の堰堤の右側の深みが・・・」

なんてことまでは言えませんが

 

「今時期なら、あの地域の河川はいいかもですよ〜」

程度の、釣具屋のおっちゃんみたいなことなら

力をお貸しすることはできると思います。

 

 

いずれにしろ

 

 

とりあえず寄り道してみっか〜ってなるような

施設にしていきたいと思います。

 

【まとめ】

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ということで

本年度の振り返りから来年度の活動計画まで

つらつらーっと書いてきました。

 

 

簡単にまとめるならば、私の来年度の活動内容は、

 

ログハウスを活用し、釣り人の中期滞在スペースを企画・運営することで、

釣り人の本町での滞在時間を伸ばすと共に、釣り人のニーズに呼応する形で

出費機会を創造する。

 

ということです。

 

 

ちょっと話がそれます。

実は最近、”地域おこし”について考える時間がすごく多いんですが

その中で、とても強烈に感じることがあります。

 

それは

田舎の地域活性化のためには「今ある資源を、いかにして活用するか」が大切

ということです。

 

 

都会のように、どデケエ施設を新しく作って人に来てもらう開発方法は

田舎には全く通用しないよなって、改めて感じます。

 

例えば、南会津町のような地方の田舎に、突然超大型商業施設がOPENしたところで

”そうじゃない感”が溢れ出しているのはみなさんご理解いただけると思います。

 

そうではなくて、そもそも地域にある資源の価値をいかに高めるか

が大切なんだなって思います。

 

口で言うのは簡単です。でもこれが複雑で難しいんですね。

やり方の選択肢が広すぎるから。

アクセスを改善するものよし、客数増加もよし、客単価増加もよし・・・

多分、これらのやり方に正解はないんだと思います。

 

だからこそ、来年度の僕の活動内容も

”これが正解だ”とは全く思っていません。

あくまで、釣りを長いことしてきて、文化を知ってきたよそ者の男が

一年間協力隊として生きてきた結果導き出された結論です。

ですので、活動内容もどんどん変化していくでしょうし、

もしかしたら、釣りとは全くかけ離れたことにチャレンジを始めるかもしれません。

 

しかし、このフィッシングロッジの企画は

現段階で、僕が最適解だと考える内容になっています。

 

今できることに全力で向き合い

一人でも多くの方から、「あいつのおかげで町が元気になった」

と言っていただけるように、突っ走りたいと思います。

 

 

企画詳細等、曖昧な表現が多くてすいません。

みなさんに発表できるタイミングがきたら

ドカンと思いっきり報告させていただこうと思っております。

 

 

長くなりました。

 

 

本年度、私の活動を応援・サポートしてくださった方々。

おこがましい限りではありますが

ぜひ来年度も、お力を貸していただければ幸いです。

 

協力隊はギアを一つ上げて活動を進めていきますので、

これからも応援宜しくお願いします!!   

 

では!