南会津のジムニー乗り

南会津をジムニーで駆け回る。地域おこし協力隊の男の話。

2020年 伊南川スーパーヤマメ 釣果報告

こんにちは。

梅雨入りのせいで天パに拍車がかかる南会津ジムニー乗りです。

 

さて、今回は釣果報告をしたいと思います。

 

 

僕が地域おこし協力隊の活動拠点としている場所は

 

福島県 南会津町 伊南(いな)地域”

 

周りを山に囲まれ、無数の渓流が流れる

アウトドア好きには天国のような場所です。

 

そして、伊南地域といえば何と言っても

集落沿いを流れる伊南川が有名です。

f:id:aizuokoshi:20200603091831j:plain

 

伊南川は全国でも有数の鮎釣りのメッカ

 

7月中旬の解禁日以降

全国から鮎釣り師が訪れ、腰上まで水に浸かりながら

清流の女王との出会いを楽しみます。

 

先日も、漁協さんにお願いして

鮎の放流を見学させていただきました。

f:id:aizuokoshi:20200701103713j:plain

 

 

そしてもうひとつ

伊南川を語る上で外せないのが・・・

 

”伊南川 スーパーヤマメ” です。 

 

豊富な水量、綺麗な水質に恵まれた伊南川では

銀ピカに輝く、通称”伊南川 スーパーヤマメ”が生息しています。

 

 

このスーパーヤマメを釣りたくて

土日なんかには朝4時過ぎから県外ナンバーの車が川沿いに並びます。

 

 

そんな、釣り人憧れの川が近くにあって

釣りバカの私が黙っているはずありません。

 

 

新たな相棒ヴァンキッシュと共に

2020 スーパーヤマメを狙ってきました。

 

 

「釣行1日目」

この日は、朝から小雨が降りつづく、”これぞ梅雨”って感じの日でした。

 

16時半に仕事を終え、ポイントに直行。

 

堰堤、深み、瀬が連続するメジャーポイントです。

前日に釣り人が入っているのを確認したので

かなり厳しいことは覚悟の上で入りました。

 

使用タックルは

 

ROD:SHIMANO Trout Rise 56SUL

REEL:19 Vanquish c2500SHG

LINE:フロロ5lb          

 

 

メインが渓流なのでこのロッドしかありません(笑)

 

本流を攻めるにはあまりにも頼りないロッドですが

北海道で48cm本流レインボーをあげているのでなんとかなるでしょう。

f:id:aizuokoshi:20200701110734j:plain

 

一発目に結んだのは”FH DEVELOP SHELL 5g グリーンヤマメ”(上、一番左)

 

 

上流側にキャストし、リフト&フォールを混ぜながら流していきます。

 

まず、流芯を流すも、反応はなし。

 

次に、対岸の瀬をドリフトさせながら通します。

出そうな雰囲気はプンプンするのですが、残念ながら反応なし。

 

次、下流側にルアーをキャストして

ダウンクロスで大岩の側を通してやると

 

岩陰から35cmほどの魚影がチェイス

やる気はそこそこあるようで、かなり足元まで追ってきます。

 

しかし、残念ながら最終的に口を使うまでには至らず・・・。

 

 

”いるとこにはいる”事が分かったので

 

テンポよく上流に向かってランガンします。

 

ここで、ルアーを”スミス D-コンタクト 50mm ヤマメレーザー”にチェンジ

 

深みの反転流、大岩のえぐれ、堰堤の下など・・・・

1時間ほど徹底的に探りましたが、なかなか反応が得られない。

 

気がつくと、ポイントの折り返し地点に到達します。

 

ここは、川幅が広くなり、トロ瀬が連続する場所。

 

再びルアーを"DEVELOP SHELL”に変更し

 

トロ瀬の中をドリフトさせながらゆっくり巻いてきます。

 

すると、ルアーが「モワッ」と重くなり

ゴミかと思って回収したところ

 

10cmほどのチビヤマメがヒット(笑)

 

放流モノではなく、ヒレもピンッ!!としていたので

自然繁殖が進んでいることに嬉しさを感じつつ、リリース。

 

その後は、反応を得られないまま、気づけば時刻は18時。

 

「今日はもうダメだな・・・」

 

と諦めながら、最初のポイントに戻ってきました。

 

と、ここで、本流筋とは別に流れる

ゆる〜い流れをチェックしていないことに気づきました。

 

本流スーパーヤマメをイメージしすぎて

完全に頭の中から除外していたポイントです。

 

おそらく、他の釣り人も打たないだろうなって感じの場所でした。

 

お試しがてら、キャストしてみることに。

 

下流側に着水後

流れに任せながらゆーーーーっくり巻いてくる。

 

・・・・

・・・

・・

 

ゴンッ!!!!

 

 

この挑戦が、ある意味(?)正解。

f:id:aizuokoshi:20200701114013j:plain

 

30cm 伊南川スーパー”放流”ヤマメをキャッチ(笑)

 

尻尾を見て笑ってしまいました。かわいい。

 

まあ、この緩い流れに本流ヤマメはつかないよね・・・(笑)

 

 

だけど!!

嬉しい一匹でした!

 

 

だんだんと空が薄暗くなってきたので、この日はここで終了です。

 

「釣行2日目」

この日も、16時30分に仕事を終えポイントに直行。

 

前回同様、小雨がシトシトと降る天気模様です。

 

今回入ったポイントは

 

上流から川幅が急激に狭くなり

岩盤沿いを深く急な流れがえぐる場所。

 

さらに岸沿いにはオーバーハングが多数あり

蝉ルアーのトップでイワナが出そうな雰囲気も。

 

 

しかし、今回の狙いはあくまで本流スーパーヤマメ。

 

前日に反応が良かった”DEVELOP SHELL"を結び、下流側から釣りを開始。

 

 

アップにキャストし、リフト&フォールを繰り返しながら下流に流します。

 

 

雨の影響か、若干青白く濁った水に

チャートグリーンがよく膨張します。

 

おそらく、あまりタイトに攻めを変えなくても

魚はルアーに気づいてくれるだろうと予想。

 

キャストしては一歩前進を繰り返しながら

どんどん釣り上がっていきます。

 

 

しかし、予想はあくまで予想でしかなく

なかなかヤマメの反応が得られません。

 

「おかしいな・・・いないはずはないんだけど・・・」

 

 

ここで、対岸から細い流れ込みが合流するポイントに到着。

 

 

対岸にフルキャストし、流れ込みの中にスプーンを入れたら

弱めのトゥイッチを入れながら本流に合流させます。

 

 

そして、スプーンが本流に馴染んだあたりで

 

 

 

 

ガツンッッ!!!

 

 

 

 

最高に気持ち良い、トラウトらしい明確なバイト。

 

 

すかさず合わせを入れた瞬間、すごい勢いでドラグが出されます。

 

 

 

水中にストラクチャーがないことは確認ずみだったので

焦らずゆっくり、魚の引きについていきます。

 

 

 

ここで気づいたのが、ヴァンキッシュのドラグ性能の素晴らしさ。

 

滑らかなのは言うまでもなく、かといってダラダラと出続けるわけでもない。

必要な時に、必要な分だけ仕事してくれる感じです。

 

マジで感動しました。

 

そんなヴァンキッシュにも助けられながら

落ち着いて魚をいなし、やっとこさネットイン。

 

f:id:aizuokoshi:20200701133617j:plain

f:id:aizuokoshi:20200701133348j:plain

 

 

 


ヒレピン銀ピカ伊南川スーパーヤマメ!!



 

 

かけた時は「40cmあるんじゃ・・!?」とも思いましたが

実際のサイズはそこまで大きくありませんでした。

 

ただ、体高が素晴らしい。そして肉厚。

尾びれも芸術的にピンッと張り

まさに野生を生きる本流ヤマメ!

 

 

やっぱり、本流の魚は恐ろしく引きます。

 

このサイズであの引きなら、30、40cmクラスになるとどうなるんだ・・・?

 

考えるだけでワクワクします。



 

久々に、魚を釣って震えました。

そのくらい、私にとって感動的な体験でした。

 

 

出会いに感謝し、再会を願ってリリース。

 

 

結局この後ヤマメは釣れず

この魚のみの釣果となりました。

 

 

「まとめ」

f:id:aizuokoshi:20200701133532j:plain



今回は2日間で、おチビを含めて計3匹のヤマメ出会うことができました。

 

 

運が良かったのはもちろんのこと、

他の釣り人がミノーを投げ倒してる中で、スプーンを選んだことが

いい結果をもたらしたように感じます。

 

 

そして

 

 

実を言うと、巷では

 

「豪雨災害の影響で、伊南川は釣れない川になってしまった」

 

と噂されていました。

 

 

確かに、川底には砂がたくさん溜まっているし

川岸には多くの流木が引っ掛かっています。

 

 

だけど

 

たしかに魚たちは伊南川にいて

私たち釣り人を楽しませてくれています。

 

 

 

この素晴らしい生態系を壊さぬよう

そして

より多くの人に伊南川を楽しんでもらえるよう

 

 

一人の釣り人としてできることをやっていきたいと思います。

 

 

 

 

そんな、地域おこし協力隊の釣果報告でした!

ありがとうございました!!